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お煎餅なのに和菓子?瓦煎餅「三味胴」の魅力

2016.05.01 update

大江戸菓子匠 銀座松崎煎餅 4/4回目

200年以上の歴史を持つ老舗「松崎煎餅」。その看板商品は「三味胴」という小麦粉を使った瓦煎餅です。熟練の職人さんが型を使って一枚一枚、洗練されていながらも愛らしい絵柄を描いた、目にも楽しい逸品。
七代続く松崎煎餅の次期当主は松崎宗平(まつざきそうへい)氏。

松崎煎餅に正式に入社する前は、グラフィックデザイン、ウェブデザイン、ウェブディレクションといった、ご本人曰く「バキバキの IT ベンチャーにいた」という異色の経歴の持ち主です(しかも、 バンドでベースを担当する、更に意外な一面も!)。


松崎煎餅本店2階にあるお茶席。こちらでは、こだわりのお菓子と一緒にお茶を楽しむことができます。「松崎煎餅」なのに和菓子?と驚くかもしれませんが、実はれっきとした理由があります。「三味胴」の主な材料は小麦粉なのですが、和菓子にはお饅頭など小麦粉を使うものも含まれるので、「三味胴」は和菓子に分類されるのです。

「三味胴」の美しい絵柄の描き方は、もともとは柿渋紙を使う伝統的な和菓子の手法を取り入れたものなのではないか、という説もあるそうです。その絵柄も、季節感が感じられる美しいものばかり。目で見て、季節を感じる。まさに和菓子の楽しみ方です。


お茶席では、松崎煎餅オリジナルグッズの販売や、音楽のイベントも行っているそうです。銀座へお越しの際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。


歴史の中に、美味しさがある。美味しさの中に、歴史がある。
銀座の老舗ならではの味わい深い裏話です。

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大江戸菓子匠 銀座松崎煎餅
東京都中央区銀座4-3-11 松崎ビル 1F本店、2F喫茶(並木通り 4丁目)