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200年の歴史を味わえる江戸瓦煎餅とは?

2016.05.31 update

大江戸菓子匠 銀座松崎煎餅 3/4回目

「日本のお菓子」というと、「桜餅」や「草餅」、「練り切り」などのいわゆる和菓子、「おかき」や「あられ」、「おまんじゅう」や「ういろう」を思い浮かべる人もいるでしょう。ちょっとお菓子や歴史に詳しい人は、戦国時代に伝来してから日本で独自に定着した「カステラ」も日本のお菓子だ、と思うかも知れません。


「松崎煎餅」の看板商品である「三味胴」などの瓦煎餅は、その名こそ「煎餅」ですが、うるち米やもち米を原料とする米菓煎餅とは異なり、小麦粉を材料にしていて、しっとりとした食感、やさしい甘みが特徴。原料の点から言うと、実は「ういろう」や「カステラ」に近いんです。


神戸や香川県高松も瓦煎餅で有名なのですが、「松崎煎餅」では「三味胴」のほか、落花生を使った「亀甲(べっこう)」など、様々な瓦煎餅を販売しています。


瓦煎餅は焼く時に鉄の鋳型を使います。第二次大戦下、鉄不足のため政府から供出を迫られた際には、どうしても手放せなかった一部の鋳型を土に埋めて隠したそうです。この貴重な鋳型は現在でも銀座本店のお茶席に展示されており、その型を使って本店限定の「江戸板かすていら」が作られています。

200年間、作り続けられてきた「江戸瓦」の優しい甘みを是非、味わってみてください。

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大江戸菓子匠 銀座松崎煎餅
東京都中央区銀座4-3-11 松崎ビル 1F本店、2F喫茶(並木通り 4丁目)