大江戸菓子匠 銀座松崎煎餅 1/4回目
「松崎煎餅」は「三味胴」(しゃみどう)という小麦粉を使った瓦煎餅を中心に、お米を主原料とする「おかき」や「あられ」などの米菓煎餅も扱う名店です。
創業は1804年。現在の場所に移転してきたのは、3代目の松崎宗八氏の時代(1865年)。それ以来、百年以上にわたって銀座で歴史を紡いできました(創業から数えると実に200年以上の歴史があります)。明治の大火、関東大震災、第2次世界大戦の戦災と、3度も店舗を焼失しながらも再建し、銀座とともに歩んできた老舗のひとつです。
一枚一枚を熟練した職人がていねいに焼き上げる瓦煎餅のほか、良質な原料米がしっかりと詰まった米菓煎餅も人気。各百貨店に支店を展開し、ギフト商品としての「松崎煎餅」ブランドを確立しました。次期当主となる松崎宗平氏は、創業時の「町の煎餅屋」という根本の姿勢に立ち戻り、4月9日に世田谷区松陰神社に地域密着型の店舗をオープン。伝統を新しいステップへと繋げようとしています。
後篇では、松陰神社に新しくオープンした店舗を中心にご紹介します。
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大江戸菓子匠 銀座松崎煎餅
東京都中央区銀座4-3-11 松崎ビル 1F本店、2F喫茶(並木通り 4丁目)